ホーチミン廟は定期改修工事のため一時閉鎖となりハノイ市内観光

ホー・チ・ミン主席廟は、ベトナム全党・全国民・全軍がホー・チ・ミン主席という偉大な民族指導者に対する感謝と敬意を表す、特別な歴史的・文化的記念施設です。また、同廟は国家の重要な政治的・文化的行事が行われる神聖な場所でもあります。そのため、建物の形状、品質、そして歴史的価値を永続的に維持するために、科学的かつ厳格な定期的修繕・保存作業が必要とされます。

ホー・チ・ミン主席廟の保守・修繕作業において、最も重要な第一の任務は、ホー・チ・ミン主席の遺体の保存です。これは最も重要かつ複雑な作業であり、完全無菌の環境下で、温度、湿度、光量を100％厳密に管理しながら行われます。この作業は科学的、政治的、文化的、倫理的側面を兼ね備えた特別なものであり、厳格かつ秘密裏に、正確に実施されなければなりません。

遺体の保存の成功は、主席に対する深い敬愛の表れであると同時に、この聖なる任務を遂行する専門チームの能力、責任感、そして団結力の証でもあります。この取り組みによって、ホー・チ・ミン主席の神聖な存在が、ベトナム国民の心に永遠に息づくことが保証されています。

ホー・チ・ミン主席廟の定期的な修繕作業において、外部の作業は、建物の厳粛で永続的な外観を保つために非常に重要な役割を果たしています。廟の外側に張られた御影石（グラナイト）の表面は、低圧洗浄機を使用して丁寧に清掃され、埃や苔を除去しながらも、天然石の表面を摩耗させることはありません。

また、天候の影響で拡大した石の目地は入念に点検され、劣化した古い防水用接着剤は掘り起こされ、高弾性の特殊防水接着剤に交換されます。これにより、建物の密閉性と耐久性が確保されます。

一方、廟内部の作業も非常に慎重かつ正確に進められています。内装の御影石の壁面、天井、床、通路の絨毯などは、専用の方法で清掃され、埃を取り除き、清潔で厳かな空間を維持しています。

これらの作業は高度な技術を要するだけでなく、ホー・チ・ミン主席への深い敬意と責任感を表しています。

2025年8月2日より、定期修繕作業の完了後、ホー・チ・ミン主席廟は正式に再開され、全国の国民や兵士、そして海外からの訪問者を迎え入れ、計画に基づき主席への献花や追悼が行われます。この再開は、建物が技術的および美術的に十分に保守・管理されていることを示すだけでなく、遺体の保存とホー・チ・ミン主席の思想、倫理、そして生き方の継承が途切れることなく継続されていることを象徴しています。

月曜日と金曜日を除くすべての平日には、午前中に観光客の参拝が可能で、午前10時30分までに受付が終了します。

ホー・チ・ミン主席廟を参拝する際のご注意

ご来訪の際にご持参いただけるものは、身分証明書（身分証明書、国民IDカード、パスポート、特に外国人のお客様）、小さなバッグ、折りたたみ傘、必要な医療用品です。

しかし、武器や鋭利な物品、引火性物質、懐中電灯の持ち込みは厳禁です。また、音楽プレーヤー、録音機、盗撮機器、タブレットなどの電子機器は、ホー・チ・ミン主席廟の管理スタッフに外で預けていただけます。

参拝者は、短パンやミニスカート、露出の多い不適切な服装での入場は認められません。さらに、廟内へ移動する間は、厳粛な態度を保ち、秩序を守り、会話や騒音、携帯電話の使用を絶対に控えてください。

上記の規則を守ることは、訪問者一人ひとりが安全で厳粛かつ充実したホー・チ・ミン主席廟の参拝を行うためだけでなく、民族の尊敬する指導者ホー・チ・ミン主席への深い敬意を示すことにもなります。同時に、これは国の神聖な歴史的価値を尊重し、伝統的な厳粛な文化美を守る意識を具体的に表す行動でもあります。

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インフォメーション

スポット名： 住所：ハノイ

取材日：2025年6月04

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